「石綿使用建築物等解体等業務特別教育」の取得をご希望の方へ
「石綿使用建築物等解体等業務特別教育」は主に石綿(アスベスト)の解体等の作業に関わる作業員を対象に教育をするものですが、一般の方が受講することも可能です。石綿障害について学びたいという方、ご興味のある方、当社堀内が講義を行っております。詳しくは当社までご連絡ください。
アスベストについて
アスベスト、石綿などとも呼ばれ、細長い形状の天然の鉱物繊維で6つの種類があります。建築材料として使用されたのは、アモサイト(茶石綿)、クロシドライト(青石綿)、クリソタイル(白石綿・温石綿)の3種類。もとをたどれば「石綿」は紀元前にミイラを包む布に使用されていたこともあり、はじめは繊維いの使用が主な用途でした。しかしその後、産業革命を経てからは、石綿の特性を生かして、さまざまな用途に使用され、石綿を使用した製品は数千種類とも言われています。
アスベストの特徴
1.燃えない 2.混ざりやすい 3.引っ張り強い 4.電気を通しにくい 5.摩耗しにくい 6.薬品に強い
このため、空気中に微細な石綿が放出されると消滅することがなく、長時間空気中に浮遊することになってしまうのです。
アスベストの歴史
日本では、昭和30年代後半から平成2年にかけて、年間約35万トンという大量の石綿が主にカナダなどから輸入されました。これらの約8割が建材に使われたと言われています。 建材以外にも摩擦材(自動車のブレーキライニング・ブレーキパッド・クラッチフェーシング・クラッチライニング)や工業用製品(化学プラント・鉄鋼・断熱材・石綿紡織品・ミルボード)にも使用されています。過去にはドライヤーやトースターなどに石綿板が使用されていましたが、いづれも昭和50年から平成元年にかけて、製造中止になっています。