シップペイント藤田は、塗料を「ローラーと刷毛」で塗ることに徹底してこだわっています。それは、塗装の持つ「役割」と深〜い関係があります。
塗装の役割
1.保 護
ズバリそのまま。これが一番の理由です。塗装対象物を長持ちさせる為。金属部分に「塗装」すればサビない。つまり「塗装」しなければサビてしまうということです。コンクリートに「塗装」すればコンクリートの中性化を抑え水分の吸い込みも止められる。木部に「塗装」すれば変色防止や防腐にもなります。
2.美観
見て明るくキレイに、女性がお化粧するのと同じです。十年あるいは十数年に一度色を替えてまったく違うイメージのお家に変えてみるのもいいかも!?
3.プラスアルファ
一口に塗料(ペンキ)といってもさまざまな種類があるのをご存知でしょうか?たとえば「屋根の構造上雨が降ると雨の音が家の中に入りうるさい」「夏場暑くていられない。エアコンを使えば電気代が高い」「結露がひどい」この様な症状を塗料(ペンキ)で解消できる物もあります。大掛かりなリフォームをすることなく、防音、断熱、遮熱、などの特殊塗料を塗装するだけで快適な室内環境にすることが出来ます。
このように塗装には、美観以外の大事な役割があり、その役割を最大限に発揮するには、塗料に厚みを持たせて塗装することが欠かせないのです。だからシップペイントは「ローラーと刷毛」を駆使するのです。
塗装業者の選び方
最初にこれだけは申し上げておきますが、塗料が永久的に「保護」で述べたような効果が持続するということはないと言うことです。粗悪な塗料では、3年も保たない塗料もありますし、10年、15年以上保つ塗料もあります(詳しくは塗料の種類で)「保護」という面から考えると、建物の「立地条件」にも異なりますがアクリル樹脂塗料では、5・6年もすれば防水機能はほとんど無いでしょう。美観は、個人差が有り、「汚れた」と、感じる人もいればそう感じない人もいます。塗装は、塗装する物体に塗料で一膜覆ってやるだけの単純な物なのです。「建物の保護」という観念から見ると塗装せざるを得ない、(建替える方は別です)軒などの木部も塗装が傷めば変色、変形、腐り、外壁のモルタルに亀裂が入れば雨水が入る、と言っても直接家の中には入ってこないにしても、モルタルと内壁の間に入り、ラス地(モルタルを塗る時の下地)を腐らせ、最悪の場合外壁のモルタルがはがれ落ちることになりかねません。
当社社長の家ですが、小学校の時台風で家の正面1~2階までモルタルがハガレ落ちたことがあります。(完全な手抜き工事で部分的にしかラス網が入っていなかった。)素人が業者任せで家を建てた最悪のパターンでした。(もちろん連絡も取れず他の業者に修理してもらいました。)
なにも高品質で高価塗料ばかりが良いのではなく、各お家のメンテナンスサイクルに応じた塗料で塗装すれば良いわけで、ある程度の「塗料の知識」を施主様が持っておくことが大切だと思います。塗装業者に勧められる塗料が今のお家に必ずしも良い物とは限りません。塗装業者も商売ですから、使い勝手が良く一番安い塗料(アクリル塗料)を施主様に勧めたり、高価な塗料を勧め実際は、安い塗料で施工したり・・・(現実です)この様な業者がいても不思議ではありません。もちろん塗装工程についても同じ事が言えます。(塗料の種類、塗装工程を参照)「塗料、塗装工程」についてある程度理解していれば、第一段階の「業者選び」の不安はなくなるでしょう。だからこそ、当社ではクロージングにはしっかり時間をとっていただいております。